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シーバード葉山 育てウオーターマン

コロナ渦で葉山の小磯沖で行われる洋之介メモリアルカップも未開催が決まっていました。

例年、シーバード葉山ではメモリアルカップのために8月から10月をウェイテイング期間とし、大きな波が小磯にヒットしたときのみ行われるこのイベントの安全管理に協力しています。

参加選手は国内外で活躍するサーファーであり、ウォーターマンのスペシャリストです。波に乗るのではなく海という環境の中で様々なことを伝えてくれます。シーバード葉山は、そんな彼らと共に一人でも多くの人に、海のすばらしさを伝えていきたいと思っています。

台風10号からのうねりが届き始めたのは、9月5日の土曜日。この波にチャレンジできるのは、日ごろからトレーニングを積んだ猛者のみ。危険とも隣りあわせですが、写真を見れば、彼らがなぜその波にチャレンジするのかは、理解できるはずです。

彼らと連絡をとり、シーバード葉山のメンバーも訓練を積んだ隊員が水上オートバイに乗り込み万が一に備えることとなりました。今回は、そこまで波のサイズが上がらないこともあり、我々も救助のイメージを掴み、そのような状況で活動できるスキルを高めるために、練習も行うことにしました。

合計8名のシーバード隊員が協力する形で8時から15時までの長時間に及ぶ監視を行いました。波の大きさはゆうに大人の身長を超え、2階建ての建物にも匹敵します。いくら水上オートバイのスピードが速いとはいえ緊張が走しります。波の砕ける腹に響く大きな音を聞きながら、サーファーの安全を確保するためにその姿を追います。

挑戦から学ぶ。目指せウオーターマン

そう簡単にチャレンジできることではありませんが、彼らの背中は確実に私たちに何かを伝えています。是非、子供達にもウォーターマンを目指してもらいたいと思い、我々の活動はこれからも続きます。シーバード活動のひとつにこうした取組みがあることもとても大切であると実感しています。

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