ホーム各拠点のお知らせ石見海浜公園で起きた海難事故 シーバード隊員が救助出動

石見海浜公園で起きた海難事故 シーバード隊員が救助出動

2019年7月12日(金)15時過ぎに浜田海上保安部から石見海浜公園で起きた海難についてシーバード浜田に救助要請がありました。また、その5分後に浜田消防本部からも同内容についての救助要請があり浜田市瀬戸ガ島にある拠点からシーバード隊員3名にて現場に向かいました。

【救助要請を受けた時の事故の状況】
天候は曇り、波高2~2.5メートル。広島から海水浴に来た20代6名が海水浴中に沖に流され、4名は自力で浜に戻りましたが、1名はテトラポットに取り残され、もう1名は行方不明になりました。

連絡から15分後、隊員2名が石見海浜公園に到着しPWCにスレッドを装着、急いで事故現場に向かいました。ビーチには海保、消防、警察が集まっていましたが救助は海保の機動救難士が乗るヘリ待ちの状況でした。

シーバード隊員が現場につくとテトラポットに残っている要救助者に声をかけました。話はできる状況でしたので、行方不明になった方の沈んだ場所、経過時間などを確認し、隊員1名が潜って捜索。1名はPWCにて海上から捜索。しかし波が高く行方不明現場の状況はかなりハードで水中での視界もスープの状況で悪く流れも強いため10分程度で一度陸に上がりました。シーバード隊員もう1名が到着し3人で公的救難機関と情報の共有。テトラポットにいまだに残っている要救助者の救助方法の確認。それから10分後美保航空基地からヘリが到着。海保機動救難士がテトラの要救助者をピックアップ。そのサポートをしました。

その後、機動救難士と連携しPWCのスレッドに機動救難士がつかまり現場付近を捜索するもみつからず、19時に捜索打ち切り翌日に再開。 13日は現場海水浴場の海開きで、早朝よりシーバード隊を含む浜田ライフセービングクラブのメンバーも捜索に参加し9時過ぎ、ヘリが人影を発見。残念ながら心肺停止状態でPWCにて引き上げ、警察に引き渡しました。

(シーバード浜田)

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